小規模蔵の焼酎かす処理に特例を

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リンク: 鹿児島の焼酎各社、焼酎かす処理対策急ピッチ.
以前、このBLOGで焼酎かす処理のあれこれという記事を書きましたが、これの続報的な記事です。法律で義務化されてしまうため、資本の大きなところ以外は日経の記事にあるとおり、処理プラントを共同で建てています。しかし、ブームとは無縁であった蔵はいまでもどうするのか頭を抱えています。また、年間生産量が100石程度の小さな蔵も余力がなく、下手をすると”滓処理倒産”なども出かねません。近所の農家に喜ばれていたものが全く正反対の厄介者となり、多額の処理費用を負担するというのは、やはり解せないところがあります。
もちろん、こうした強制力の結果、逆に処理された焼酎かすが商品として注目されているという事情は承知しています。しかし、実際にはプラントを売る商社でもなければ誰も得のない施策なのも事実です。もちろんロンドン条約による海洋投棄の禁止は遵守しなければなりません。ただ、海洋投棄とは全く無縁であった小規模蔵まで一律でこれを強制するのはいかがなものでしょう。政策を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、いまからでも一定生産量以下の蔵は何らかの特恵処置を採れないか、ぜひとも関係省庁には検討をして欲しいと思います。

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