焼酎売り上げ好調、1位はいいちこ 九州沖縄の老舗強し
焼酎メーカーの売上高ランキングというのが帝国データバンクから公表されましたが、あれは甲類焼酎も入っているのですね。
朝日新聞だけ詳細なランキングが出ていたのですが、
1.三和酒類(いいちこ)
2.アサヒ協和酒類製造(甲類焼酎 大五郎)
3.雲海酒造(雲海)
4.福徳長酒類(博多の華)
5.薩摩酒造(さつま白波)
6.二階堂酒造(二階堂)
7.高橋酒造(白岳)
8.霧島酒造(黒霧島)
9.神楽酒造(くろうま)
10.岩川醸造(おやっとさあ)
※()内は主要銘柄です。
となっています。2位のアサヒ協和酒類は大五郎という甲類焼酎をメインにした酒造メーカーです。それ以外は全て本格焼酎をメインに販売しているメーカーです。タカラやキリンなどが入ってこないのは「売上高に占める焼酎の比率が50%」を超えていないからでしょう。
焼酎の売上高が50%以上を占めるということでランキングを取れば当然焼酎以外にも手広く事業展開をしているタカラなどのメーカーは除外されますから、その結果として焼酎専業である「九州・沖縄の老舗(しにせ)蔵元が41社を占め」るのも当然のことと思われます。この手のランキングはデータの取り方によって、結果がかなり左右されますから、提供される側の消費者も慎重に取り方やまとめ方を見極める必要があると思います。
とはいえ、今回のデータで嬉しいのは美味しい焼酎を造っている蔵元が健闘されている事実が数字からも現れているところですね。特に「繊月」という米焼酎を醸している繊月酒造が38位というのは芋焼酎が強い情勢の中で大変に喜ばしいことだと思います(^^)
繊月酒造さんにはぜひともがんばって頂きたいところです!