米と麦をもっと呑むぞ!

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データが完全に明示されたわけではなく、何となく数字のマジックのような気もしているので確定的なことはいえないのですが、 日本経済新聞 あたりをみますと本格焼酎に一服感が出ているようです。特に芋は拡大しているが米と麦が減っているとのこと。さらに最近では、居酒屋などでは本格焼酎を出してみたはいいが料理が出ないので扱いに困るという事例も出始めているようです。
もともと九州では本格焼酎はお湯で割って度数を低くして呑むものでした。さらに九州は全体的に味付けが濃いめの料理が多い文化です。だからいまでも九州は食中酒としてしっかり根付いています。しかし、本州の大都市圏ではこれをロックで呑みます。これでは20度から25度の焼酎は度数が高いままです。度数が高ければどちらかというと焼酎メインになりますから料理は出にくくなると思います。
その意味では呑む方は焼酎の位置づけがようやく判ってきたという感じでしょうか。蔵元でもそれに併せて事前に割り水をした水割りの焼酎(12度から15度くらい)を出すような動きもあります。店舗によってはお湯割りを薦めはじめるところも増えていますし、本当に本格焼酎が本州で根付くのかはまさにこれからが勝負だと思います。
個人的には本格焼酎ブームのおかげで再び日本酒の良さが見直されはじめたのが収穫だと思っています。刺身や淡い味付けの料理にはやっぱり日本酒が良く合います。また、芋一辺倒ではなく、料理に合わせて米にしてみたり、麦にしてみたり、黒糖にしてみたり、泡盛にしてみたり、とアレンジするのもいいと思います。
私の個人的な行動の範囲では、今まであまり目を向けていなかった米・麦・粕取りをもっといろいろ呑みたいという気持ちが高まっているところです。この記事を読んで平成18酒造年度は、ますますもって米と麦を呑み、BLOGでも推薦していこうじゃないかという気持ちを新たにしました。まずは馴染みの店にある米と麦の完全制覇から始めようかな、と思っています(^^)
今年はもう少し米や麦も推薦できる銘柄を書きますのでご覧下さいm(__)m

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