このところ、仕事が外回りになっていて、関東近郊をうろちょろしています。
ディスカウントストアやスーパーを見かける機会も多いので本格焼酎の品揃えを確認しているのですが、本当に驚くような値付けがされていて泣きたくなります。今回はそんな驚愕のスーパーへ潜入した取材班の壮絶な記録をお伝えします【爆】
【舞台】千葉の方にある某巨大スーパーJ
本格焼酎のコーナーにはいいちこや二階堂などが並んでいて、これらはすべて定価で販売。
そのコーナーにぽっかりと空いているのが「さつま白波」「黒霧島」と書かれた値札の付いている場所で、白波が品切れなのは本当なのだと感心したが、値段を見て頭の中を「?」が駆けめぐる。
「あれ?白波の一升って2000円だったっけ?まあ、白波と書いてあるけど実は黒白波とかその辺の税込み価格なのかも。」
と自分の頭を無理矢理納得させて隣を見ると「プレミア焼酎」と書かれたコーナーが。
いやな予感がしつつ、見てみると真っ正面には朝日酒造の黒糖焼酎である「朝日」の30度一升瓶が並んでいる。
「なんだ、プレミアっていっても朝日のレギュラーか。驚かせるよなぁ……
「……」
「……」
「……」
「なんじゃこりゃーーーーーーーーー!!!!!」
(しばらくフリーズ)
「えーと、朝日酒造のレギュラー酒、問屋流通していて結構メジャーな黒糖焼酎で、我が家の近くでも25度だけど1900円(税込)で出ていて、朝日酒造のホームページでは鹿児島県内価格として30度の定価は1990円(税別)と出ているから送料を加味しても東京では2500円(税込)くらいで間違いなく購入できて当たり前のように安い焼酎としてありがたく飲める、この焼酎が……
5000円!!!!!」
その隣には
「千亀女いも製720ml3000円(税込)」※定価は1100円くらい
「富乃宝山1800ml5000円(税込)」※定価は2500円くらい
「太古屋久の島1800ml5000円(税込)」※本坊酒造公式通販サイトでは2190円(税込)との表示
などの陳列も。目眩を感じた回れ右した取材班はその魔境からすぐに立ち去るのであった……。
蔵元さんはこんな価格で呑んで欲しいと思って本格焼酎を出しているわけではありません。適正な利益を得て、継続しておいしい焼酎をできるだけ安く販売したいと思って努力されているのです。それをこんな価格で販売されたら本格焼酎は高いものだという誤った認識が広まり、正しく健全な普及の妨げになります。ここを読んでいらっしゃる皆さんは絶対にこんな法外な価格で買ってはいけませんよ!
ちなみに価格に関しては細かい端数もついていましたが、きりの良い数字にあえてしております。どのスーパーがわかって商売妨害といわれるとまずいので(-_-;)
またこうした法外な価格を付けているふざけたスーパーやディスカウントストアを発見したらこちらで報告いたします。
ディスカウント=本格焼酎を高く売る店!?
この記事は約3分で読めます。
記事内に広告が含まれています。